若林グループ
若林グループでは,電磁界理論とその応用に関する研究を行っています.
光波・電磁波による散乱問題の計算機解析に関する研究
光波や電磁波が,ある物質に入射されたとき,表面の微細な凹凸などによって散乱が起こります.この現象を解析するために,これまで様々な条件が方法や提案され,研究されていますが,条件の設定によっては,解析が困難になることがあります.そのような問題に対し,電磁界理論を元に解決法を導くことで,様々な工学的応用が期待されます.
【1】周期構造からなる人工媒質の構成式に関する研究
波長に比べて周期が十分短い周期構造のメタマテリアルについて,誘電率を表す汎用的な一様近似式を,周期的抵抗分布を持つ平板格子について,等価抵抗を表す汎用的な一様近似式を提案すると共に成立範囲を調べる.
【2】微細構造を伴う構造性発色に関する研究
構造性発色は昆虫,鳥,魚など自然界に多く見られ,染料や顔料などではなく,光波の波長以下の微細表面構造による光の干渉や回折に起因する発色現象である.この構造性発色について,波動解析により,構造と発色の関係を検討する.
【3】誘電体格子の散乱・回折問題に関する理論と算法に関する研究
誘電体格子の散乱・回折問題の数値算法として行列固有値法を開発してきた.伝搬波のみを扱う回折波振幅の代わりに,エバネセント波を扱うことができる散乱因子を用いて,行列固有値法を改良する.さらに,誘電体格子における相反性を検討する.